つどいしわれら ゆにおんに


遅れ馳せながら、第7回ARGカフェ&フェスト@つくばに参加してきました。

私にとっては、第5回@大阪第6回@横浜に続く3回目の参加でした。
結論から言えば、皆勤賞の猛者には参加回数は敵わないでしょうけれど、これからも参加させてもらおうと心から思う会でした。

皆さんのLT(ライトニングトーク)を聞いて、発表内容はもとより見せ方がお上手だなと感嘆しておりました。
私もいつか、LTさせていただくときがありましたら、バッチリ参考にさせていただこうと思っております。*1


さて、本題について。
ARGカフェ(@筑波大学 情報メディアユニオン
ひとことずつ。


● 岡部 晋典さん(筑波大学 大学院 図書館情報メディア研究科)
o 「博士のタマゴの異常かもしれない愛情:また私は如何にして心配するのを
止めて図書館情報学を愛するようになったか」

    「図書館情報学は面白いから博士課程に来よう」ってのは、特に私にとっ
て刺激的でした。

● 佐藤 翔さん(筑波大学 大学院 図書館情報メディア研究科/
ブログ「かたつむりは電子図書館の夢をみるか」)
o 「大学生・院生にとってのブログによる学術コミュニケーションの可能性
  pt.2:実践報告編」

    特に研究者・院生などにとって論文執筆依頼が来るようになるなど、
出会いの機序というのは重要ですね。
 
● 木川田 朱美さん(筑波大学 大学院 図書館情報メディア研究科)
o 「存在を消される資料たちNDLエロ本納本―調査から考えたこと」

    日本の出版物が全て納本されていることになっている国立国会図書館
    しかし、たとえばこのエロ本は、納本されていない。
    よって、無意識の言論統制になるのではという着眼点が、とても興味
    深かったです。
 
● 吉田 光男さん(筑波大学 大学院 システム情報工学研究科/CEEK.JP
o 「IRLib.net―機関リポジトリ横断検索システムの試作」

    最後、締めに仰っていた、趣味と研究のどちらも楽しもう!というご指摘
    は、現場で図書館員をしている私にとっても、とても大切で参考になる
    ご指摘だと思い、心に残りました。

● 岡 瑞起さん(東京大学 知の構造化センター)
o 「Augmented Campus―拡張するキャンパス構想」

    ご発表中、ああ、多摩美の図書館かぁ。新しい時代の図書館研究会第2回
    研究交流会@多摩美術大学図書館
に行って、少しでも見とけば良かったな
と少し反省しました。

MIZUKI(@waterperiod)さん(日々記―へっぽこライブラリアンの日常―)
o 「元・公務員ジェネラリストはどう生きるべきか?―かつて司書だった筈の
システム屋の呟き」

    スペシャリストとゼネラリスト。いつも私の頭の中をグルグルさせている
    この問題の先にある切実な呟きを伺え、良いヒントを頂けたように思いま
した。

● 常川 真央さん(筑波大学 図書館情報メディア研究科/株式会社しずくラボ)
o 「電子書籍時代の図書館の財産とは何か?―Shizuku2.0の発表に代えて」

    とても注目していたLTのひとつ。Shizuku2.0について、概観がほんの
    少し分かった気がしました。

● 矢代 寿寛さん(総合研究大学院大学 複合科学研究科 情報学専攻)
o 「図書館情報学若手の会と図書館情報学苦手の会と図書館苦手の会が必要」

    「若手の会」と「苦手の会」のそれぞれについて、なぜ必要なのか考え
させられました。

● 李 明喜さん(matt/pingpongプロジェクト)
o 「デザインから考える図書館の今、これから」

    リアルロングテール型,物流センター型,クラウド型の書架モデルの
紹介・提案。
    リアルロングテール型などは、なかなか興味深かったです。

● 三津石 智巳さん(筑波大学 知識情報・図書館学類)
o 「ラーニング・コモンズ@筑波大学電子図書館の夢をみるか」

    なぜラーニング・コモンズは難しいのかなどのご指摘は、興味深かった
です。

● 竹本 和彰さん(DevLOVE)
o 「DevLOVEでの取り組みの紹介」

    ソフトウェア開発の楽しさというものが、出ているLTに感じ取りまし
た。

● 遠藤 元泰さん(前橋市清里公民館図書室)
o 「非情勤司書という行き方」

    私自身、'09.11にLIST1を受講していましたので、次段階(LIST2)受講者で
    あった遠藤さんのLIST2のお話は、特に興味深かったです。



ARGフェスト(@三浦飲食堂
 約50名くらいの参加でしょうか、決して狭苦しい店内ではないのでしょうが、
 これだけの人数だと、すれ違うのも一苦労でした。((東北からお越しのMULUの方々や@literarymuseumさんなどとお話しができなかったのは、心残りでした。)) 
 ただし、それならばと三浦飲食堂さん自慢のビールなどをキャッシュオン
 デリバリー後は、LT登壇者を見つけては、時間の関係などでLTでは
 お話しいただけなかった部分などを伺うようにしました。
 また、大学・大学院時代の同級生や先輩・後輩などを見つけては、
 話しに花を咲かせることができ、非常に楽しい時間となりました。


 最後になりましたが岡本 真(@arg)さん、開催にあたっての準備をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 また、参加させていただきたいと思います!!

 次回は沖縄ですか?(^o^)

*1:いや〜、実は第5回の時にLTをしたらと岡本さんにお誘いをして頂いたのですが、その時は、諸事情でできませんでしたので…。